イネ科とマメ科の緑肥の共生 窒素のバランスを考える。

こんにちわ🐱
自宅栽培研究員+ママのにゃあです^^

今日は緑肥について考えたことがあったから書こうと思う。

にゃあの畑には、イネ科の「スナイパー(エンバク)」とマメ科の「寒太郎(ヘアリーベッチ)」がいるよ🌱
考えたのは「イネ科とマメ科の緑肥を共生させる」ということ。
今までは別々に考えてたんだけど、この子達は相性がいいんじゃないかな?

緑肥
寒太郎を支えてるスナイパー

畑の隅に残してるスナイパーと寒太郎を混植したエリア。
軸がしっかりしてるスナイパーに寒太郎が絡み付いている。

寒太郎は育て始めて2年経つけど、初めて花が咲いてた🌸
上に伸びた寒太郎は、日光に当たって気持ちよさそう。

緑肥
隣にある寒太郎エリア。

こちらはお隣の寒太郎栽培エリア。
寒太郎同士が絡み合って、重力に耐えきれず地面に伏せてるような状態。
地面と設置した部分は、湿気のせいなのか枯れている。(白くなって発酵してる😅)
生きてるけど、元気はなさそうで小ぶり。
日陰だからっていうのも理由だと思うけど。

この様子を見て、寒太郎はスナイパーと仲がいいんだろうなぁと思った。

イネ科の緑肥は、強い力で深く広く根を地面に広げて、養分(特に窒素分)を吸い取る。
このときに他の野菜が使わなかった養分を吸って地面をリセットしてくれる力がある。
そして吸った養分は茎や葉っぱになって、土に戻すと野菜が使える肥料になってくれる。

マメ科の緑肥は、葉っぱから吸収した空気中の窒素を根っこにいるお友達(根粒菌)に貯めておいてもらう力を持っている。
根粒菌は、文字通りマメ科の緑肥の根っこに粒々とくっついている。
この根っこを残しておくと窒素分の多い土壌にすることができる。

また、マメ科の根っこには土の中でマグネシウムやカルシウムに捕まって野菜が吸収できなくなったリンを解放してくれる。
救出されたリンは根っこに吸収され、地面に次の野菜が使えるで残しておいてくれる。

マメ科の柔らかい葉っぱや茎は土に鋤き込みやすくて、こちらも野菜の栄養となってくれる。

最近読んだ木嶋さんの本には、こう書いてあった。
「……エンバクの吸肥力が強いので20〜30%増肥……マメ科との混植・間作は、……単作と同等かあるいは20%程度の減肥します…」
出典:「育つ土」を作る家庭菜園の科学 有機物や堆肥をどう活かすか(木嶋利男)p137

根拠が書いていないから感覚的なことかもしれないけど。
あと、この計算に残渣の鋤き込みは含まれてなさそう。

鋤き込んだ場合、スナイパー(エンバク)は使ってなかったり使えなかった養分を土に返してくれるからプラマイ0くらいになると思うんだよね。
痩せた土地の方がいいって言われてるサツマイモも、養分のある土の方が食味と生育が良くなるから、戻しちゃっていいと思う。
でも、窒素が多くなりすぎるのは困るから、マメ科の根粒菌は入れすぎだろうなぁ。
他の畝になら、イネ科とマメ科の緑肥を混ぜて鋤き込むのは良さそうだけど。

畝の溝とか?種とり用の寒太郎ゾーンが欲しいんだけどなぁ。

ジャガイモの畝のところだといいのかなぁ。
ジャガイモは土寄せがあるからなぁ。

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