サツマイモの苗作り失敗。今年は紅まさり?紅はるか?|にゃん畑

昨日の晩はショックでした。

芽出しをしようと思っていたサツマイモの種芋が腐って悪臭を放っていたから…

こんにちは、にゃあです。

失敗したサツマイモ水耕栽培

腐ったサツマイモの種芋

あきらめきれなくて、ぷよぷよになってるところをエグって、ハイターを薄めた水に漬けてみたんだけど、中まで柔らかくなってて生ゴミ臭(酸っぱい臭い)がしたから、泣く泣く捨てることに…

さよなら、全てのサツマイモ(エヴァンゲリオン風)

サツマイモ水耕栽培失敗の原因は?

なんで腐ったのか、推察してみた。

  • 殺菌消毒しなかった。(48℃のお湯で40分漬けるらしい)
  • 水位が高かった。(5㎝くらいつけてたけど、1㎝くらいで十分らしい)
  • 毎日水を変えなかった。
  • 最近、暖かい日が続いた。

…まぁ、腐るわな…

殺菌消毒は、去年はやったのにすっかり忘れてたんだ。
水位もだけど。

苗づくりリベンジ!

再チャレンジしようと思って、今年も苗を買おうと思ったにゃあさん。

前回は、品種にこだわりたくて苗をネットで購入したんだ。
ホクホク系の「紅小町」「関白」。しっとり系の「シルクスイート」。ねっとり系の「フルーツこがね」の4品種。

育ててみた結果、好みの芋はよくスーパーで見かけてた「シルクスイート」。
「フルーツこがね」も美味しかったけど。

蒸しいもと焼き芋で美味しく食べれる芋の品種で思い浮かんだのが「シルクスイート」と「紅はるか」。
どちらもスーパーで買ったことがあったから、種芋を探しにスーパー巡りをしてきた。
見つけた芋は「紅まさり」「紅はるか」「紅天使」「葵はるか」「鳴門金時」。

調べてわかったけど「紅天使(茨城県かすみがうら市)」と「葵はるか(宮崎県串間市)」はブランド商標で品種は「紅はるか」らしい。貯蔵した後に出荷してるから糖度が高いんだって!!食べ比べてみたようかな^^

「鳴門金時」はホクホク系の芋らしく、にゃあはネットリ派なのでやめた。

紅まさりと紅はるかの特徴

「紅まさり」ってどんな芋?

紅まさりは、1992年に選抜育成され、2001年に農林水産省育成品種「かんしょ農林55号」として登録された芋。
にゃあも1992年生まれ o(*’▽’*)/☆゚’

とある焼きいも屋さんでは、いろいろな品種を売ってたんだけど、紅まさりが圧倒的に人気で、今では紅まさりだけを取り扱いされているとか。

蒸すとしっとりややねっとりした感じ。焼き芋向きの芋と評価されている。
紅まさりは他のサツマイモに比べて、ブドウ糖が多いからさっぱりした甘さなんだって。
果糖も多くて、果糖は冷やすと甘みが増すって特徴があるから冷めても美味しいらしい。

 豆知識 
「シルクスイート」は「紅まさり」×「春こがね」から生まれた品種だから、味が似てる。
シルクスイートは、紅まさりの味でもっと滑らかにした感じらしい。

参考
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Benimasari.htm
https://kisetsumimiyori.com/benimasari/
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2019/09/post-5815.html
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Silksweet.htm
https://www.tokusanshubyo.or.jp/jouhoushi/tokusanshubyo-6.pdf
https://ja-ns.or.jp/tennouhai/preservation.html

「紅はるか」ってどんな芋?

紅はるかは、ねっとり系「九州121号」と皮色や食味が優れる「春こがね」を親にもつサツマイモ。2010年に品種登録された新めの品種。
名前の由来は、食味や外観が既存品種よりも「はるか」に優れるからなんだって(*’∀’*)

一昨年くらいからスーパーでよく並んでる品種だなぁって思ってて、メジャーというか。人気というか。

「紅まさり」はブドウ糖(砂糖の0.7倍の甘さ)が多いのが特徴だったけど、紅はるか」は麦芽糖の比率が高いのが特徴
麦芽糖の甘味は、砂糖の0.37倍程度だけど、おだやかで丸みのある自然な甘さは糖類の中で一番美味しいとされてるんだって。
たくさん糖を持ってるから焼き芋にすると、糖度が60度にもなって甘さでは安納芋に引けをとらないんだけど、くどい甘さではないんだって。

参考
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/satumaimo-Beniharuka.htm
https://www.naro.go.jp/project/results/research_digest/digest_kind/digest_poteto/027245.html
https://www.jrt.gr.jp/var_s/beni_haruka.html
https://www.chem.tsukuba.ac.jp/nomoto/24Tas.pdf
https://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/sansin/yasai/imo/imo031.html
https://kotobank.jp/word/麦芽糖-113642

サツマイモの甘さについて

甘いサツマイモを食べるコツは、低温で長時間温めること。

デンプンを分解して麦芽糖に変える『β-アミラーゼ』は、70℃前後で活性化するんだって。
この温度帯をいかに長く保つかが美味しく焼くポイントらしい。

サツマイモの甘さにも、安納芋みたいにねっとりした甘さ、シルクスイートみたいに後にひかない甘さとか個性があるけど、4つの糖の割合と量で決まってるんだって。

果糖…蜂蜜や果物に多く含まれるもので、ねっとりしたコクのある甘さ。ショ糖の0.8〜1.5倍の甘さ。冷やすと甘みを増す。
ブドウ糖…さわやかな後引きのない品の良い甘さ(清涼飲料によく使われている)。ショ糖の0.7倍の甘さ。
ショ糖…砂糖のような強い甘さ。(ブドウ糖と果糖がくっ付いたもの)
麦芽糖…水飴のような優しい自然の甘さ。ショ糖の0.35倍の甘さ(ブドウ糖が2つくっ付いたもの)

茨城県行方なめがた市のサツマイモ

にゃあは、行方市にはこだわりの強い土地柄で、美味しい農畜生産物を作ってるらしい「行方市」のファンなんだ(ノ)’ω`(ヾ)
にゃあが話してる焼き芋にするようなサツマイモの生産の1位は茨城県!
(焼酎に使うようなのを含めると鹿児島県が一位なんだけど)

そして行方市でも「紅はるか(紅優甘)」「紅まさり」「紅あずま(紅こがね)」を積極的に作ってるんだって!

「焼き芋の聖地」として「なめがたファーマーズヴィレッジ」っていうサツマイモテーマパークみたいなところもあるんだって!行ってみたい!

https://www.ibaraki-shokusai.net/brand/sweet-potato/
https://www.namegata-fv.jp/

 


コメント