にゃあは、田舎で生まれ育った。
大学生のときのはなし。
デザインの学生だったから、世間を肌で感じたり、アートの最先端に触れたくてTOKYOにはよく遊びに行ってた。
その日も美術館巡りをしてて上野からフラフラ歩いてると、八百屋さんを見つけた。
なんかわからないけど引き寄せられるように店内へ。
「オススメありますか?」
店員さんに絡むのが好きなにゃあは、中にいたご主人に聞いた。
「この男爵いもだね。北海道で土づくりからこだわってる人が作ってるんだよ。」
もっと詳しく話してくれたんだけど。
その日の夜行バスでお家に帰り、翌日さっそくじゃがいもを食した。
八百屋の奥さんが言うには、じゃがいもが美味しいからシンプルな食べ方がいいと。
勧められた、レンジでチンしてバターを乗せるじゃがバタにして食べた。
「…ナニコレ、美味い!!」
ちょっと割高なTOKYOのじゃがいもだと思ってたけど、お値段以上というか、もはやこの経験はプライスレス!
今まで毎日ご飯を食べてきたけど、これほど感動するほど美味しい野菜を食べたことがなかった。
しかも、普段よく食べてる、あのじゃがいも。
同じじゃがいもでもこんなにも味が違うなんて…。
「土にこだわりをもって作れば、こんなにも美味しいじゃがいもを作ることもできるのか…!!」←
その思いが離れなくて、畑をやることへのモチベーションになってるんだよ!
だから、畑では、じゃがいもを育てたい…という思いがあるんだよね…。
思い出のじゃがいも。
今度、okatteに行ったら、もっと詳しくじゃがいも農家さんのことを聞こうかな。
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